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音声生成AIでMリーグの名対局の実況を再現してみた結果

Mリーグの名対局と言えば、どの場面を思い浮かべますでしょうか。役満のあがりが出た瞬間・シーズンのMVPが決定した瞬間・劇的な逆転劇が起きた瞬間などなど、Mリーグの歴史を振り返ると様々な名対局があるかと思います。

そういった数多くの名対局の中で私が一番好きなのは、当時セガサミーフェニックスの選手として活躍していた近藤誠一プロがオーラスで4着目だった場面で、執念の倍満ツモを決めて逆転トップになった場面です。日吉辰哉プロの名実況もあいまって、いつ見返しても心を揺さぶられてしまいます。

今回はその名対局の実況を音声生成AIで再現してみましたので、そのやり方とどんな音声が生成されたのかを記事でまとめています。結果としては日吉辰哉プロの実況とはほど遠いものが生成されましたが、音声のモデルが外国人だからか、思わずクスっとしてしまうような音声が生成されました(笑)

1.音声ファイルを生成するための文章の作成

まず最初に生成AIで音声ファイルを作成するための文章を準備していきます。今回は以下のような文章を用意しました。

せいいちさんにまかせたんだよ!あなたでまけたらしょうがないっていってるんだ。リーチでいいじゃないか。チーマンいっぱつでツモッたら、ウライチでトップですよコレ。で、いっぱつじゃなくてもウラウラでトップ。ハネマンツモは、えー3ちゃくまで。いけるか!こんどう! いった!!ウソだろ!!このオトコ!!ウライチでいい!ウライチでバイマン。どうなんだ・・・あったぞ!!!しんじらんないだろ!こんなの! なんだよこれ! ありえんのかよ、こんなことが!!

うん、漢字を使っていないので、だいぶ読みづらさがありますね。。。

なぜこのような形の文章にしたかというと、現時点(2025年1月現在)で音声生成AIが漢字を上手く認識してくれないから。特に「7萬」とか「跳満」とかの麻雀用語は全然正しく読んでくれませんでした(泣)

ちなみに上の文章は、以下のMリーグ公式動画を参照させていただきました。6分29秒以降の日吉辰哉プロの実況を書き起こししています。

また、書き起こしに関してもGoogleChromeの拡張機能で「Youtubeからテキストへ」というのもあったのですが、こちらも全然正しく書き起こししてくれませんでした。

参考までに「Youtubeからテキストへ」で書き起こしされた文章も載せておきます。

2.ElevenLabs(イレブンラボ)で音声ファイルを生成

音声ファイルを生成するための文章を用意出来たら、さっそく音声生成AIで日吉辰哉プロの名実況を再現してみましょう。

今回使用したのは「ElevenLabs(イレブンラボ)」というところの「TEXT TO SPEECH」というサービスになります。

2-1.ElevenLabs(イレブンラボ)にログインする

上述の「ElevenLabs(イレブンラボ)」URLにアクセスすると、まずはお決まりのログイン画面が表示されますので、ログインをしていきましょう。

Googleアカウントでも簡単にログインできます。(まだGoogleアカウントをお持ちでない場合は作成しておくと大変便利です。Googleアカウントで様々な生成AIにログインすることができます。)

グーグルアカウントはサクッと簡単に作っちゃおう。図解で流れを解説

2-2.TEXT TO SPEECHで音声の生成

ログインができたら、さっそく音声の生成を行っていきましょう。音声は以下の手順で簡単に生成することができました。

①左のメニューで「TEXT TO SPEECH」を選択する
②最初に生成した文章をコピーして貼り付ける
③こちらは設定画面になります。「Voice」の部分から男性モデル・女性モデルの中からどの人の声で生成するかを選択できるようになっています。(無料版のアカウントでも数人にモデルの音声を使って生成することが可能です。)
④「Generate speech」ボタンを押すと入力した文章を元に音声が生成されます。
⑤生成された音声は右下のボタンからダウンロードして保存することもできます。

今回は「Alice」という女性モデルと「Bill」という男性モデルを使用して音声を生成してみました。

日吉辰哉プロの実況とは似ても似つかなかったですが、外国人っぽいイントネーションで実況されているのが個人的には何とも面白かったです(笑)

まとめ

今回はElevenLabs(イレブンラボ)の「TEXT TO SPEECH」という音声生成AIを使って、実際に音声を生成してみました。

「音声生成AIって何か難しそう・・・」って思ってましたが、試しに触ってみたら思いのほか簡単でちょっと拍子抜け。

今回はMリーグの名実況を題材にしましたが、それ以外にもMリーグで対局前の選手紹介の口上などで音声生成してみても面白そうだな思いました。

あなたも自分のお気に入りの文章を用意して、音声生成AIに触れてみてはいかがでしょうか。

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!

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