「あれ?オーラスであと何点あがればいいんだっけ?」
麻雀を打っていると、このように思うこと、よくあります。
僕は麻雀を始めて25年ほど経ちますが、それでも瞬時にパッと出てこなかったりものするので、まだ麻雀を始めたばかりで慣れていない場合だと尚更かもしれませんね。
今回の記事では、そんな毎回頭を悩ませるオーラスでの逆転条件についてまとめています。
トップに限らず、2着、3着と1つでも上の着順を目指す上でも役に立つ内容だと思いますので、よろしければ参考にしてみてください。
もちろん全部完璧に覚えなくてOKです!
でも、ざっくりと頭の中に入れておくだけでも、麻雀がより楽しくなりますよ^^
ますは基本的なポイントから
オーラスでの逆転条件を考える際にポイントとなることは、以下の2つです。
①逆転したい相手がオーラスで親番なのか子供なのか
②ロンあがりの場合、ツモあがりの場合、それぞれ何点以上であがればいいのか
①は逆転したい相手が親番の場合、こちらがツモあがりした際に支払う点数が子供の倍になります。その分、縮められる点差も大きくなるので、相手が子供の場合と比べると少し逆転の条件が楽になります。
②ロンあがりの場合、点差以上の得点の手を上がれれば、誰からあがっても逆転できます。
でも点数が逆転に足りてない場合。この場合は、逆転したい相手から直接ロンあがりするか、ツモあがりをしなければ逆転できません。(ちなみに逆転したい相手から直接ロンあがりする場合は、基本的に点差の半分以上の点数であがれば逆転となります。)
なのでロンあがりの場合は、条件について考えるのはそこまで難しくありませんね。
問題はツモあがりした場合です。
3か所から点数が入ってきて、それを合計したうえで相手との点差を計算しないといけません。(う~ん、実にめんどくさい・・・)
上記のような前提を踏まえて、ここからはツモあがりした場合の逆転条件を中心にまとめていきます。
ツモあがりの場合の逆転条件
Mリーグではオーラスで親番の人は上がってもゲーム終了とならず連荘となるので、今回の逆転条件の説明からは省略させていただきます。
親番の人は逆転するまで、ひたすらあがり続けるのみとなります!ガンバレ!!
ということで、今回は自分が子供であるという前提で話を進めてまいります。
こういった逆転条件などは表にして可視化した方が頭に入ると思うので、簡単にまとめたものを作成してみました。
極力分かりやすくするために、レアでなかなかお目にかかることのない70符・90符・110符の点数は除外していますが、それでも13パターンありました。

まだ麻雀に慣れていない場合、全部をすぐに覚えるのは、なかなかに大変です^^;
そんな場合は「ざっくり版」というのも作ってみたので、これだけでも覚えてみてください。
1000点・2500点・5000点・10000点・15000点・20000点と、切りのいい点差に絞っていますので、これなら割とすんなり覚えられるのではないでしょうか。
(実際は丁度の点数だと同点になってしまうので、表では-100点した点数を記載しています。)

また、これらの表を見ていると、よくMリーグや麻雀対局で実況解説の方たちが言ってる「オーラスで満ツモ条件を残したくない」っていうのも分かるようになってきます。
例えばトップ目でオーラス(南4局)を迎えて最後が自分の親番の場合で考えてみましょう。
自分は親番なので、2着目の人に満貫をツモあがりされると子の満貫の8000点、それにプラスして自分が支払う4000点。合わせて12000点の差が縮まることになります。
なので満貫ツモで逆転されないように、12100点以上の差をつけておきたい。
上記の実況解説の人たちは、こういった内容のことを言っているんだなというのが分かりますね。
本場と供託があるとさらに難しい
ここまでの内容でお腹一杯になってしまった場合は、この先の内容はまだ覚えなくても大丈夫です。
ここから先は逆転条件の計算をさらに複雑にする、本場と供託についての内容になります。
1.供託がある場合は、その点数を逆転したい相手との点差からマイナスする
供託というのは流局した際に次の局へ持ち越しとなったリーチ棒のことですが、この供託がある場合、その点数を相手との点差からマイナスして考えると計算しやすくなります。
例えば、逆転したい相手(子)との点差が11100点、供託が2本(2000点)あるケースで考えてみましょう。
この場合は一見すると点差が11200点なので、先ほどの表と照らし合わせると跳満をあがらなければ逆転できないように見えます。
ですが、供託が2本(2000点)あると話が変わってくるんですね。自分があがった際にはこの供託分の点数も自分に入ってくるので、その分はあらかじめマイナスして逆転条件を考えていきます。

なので、今回はあがりに必要な点数は9100点ということになりました。
となると・・・逆転条件が少し緩和されたことに気が付くと思います。
跳満のロンあがりかツモあがりが必要な点差でしたが、供託があることでツモあがりの場合は満貫でOKになりました。
供託がある場合は、このように逆転条件が楽になる場合も多々ありますので、余裕があれば注意してみるといいでしょう。
2.本場はあがり方によって計算する点数が変わる
最後に本場があるときの計算についてまとめておきたいと思います。本場とは連荘や流局した時に1本場、2本場と積みあがっていくアレですね。
あがり方によって以下の点数が、逆転したい相手と縮まります。
①ツモあがりの場合 :400点×本場数
②ロンあがりの場合 :300点×本場数
③ロンあがり(直撃)の場合:600点×本場数
先程の例の続きで、4本場で供託2本がある局を例に説明していきます。
もともと跳満のロンあがりかツモあがりが必要な点差でしたが、供託があることでツモあがりの場合は満貫でOKになりました。
そこにさらに4本場分の点数が加算されるとどうなるでしょう。

②のロンあがりの場合で考えた場合に、逆転したい相手との実質的な点差は7900点になりました。
こうなるとロンあがりでも満貫をあがれれば逆転が可能に。
ここまでくると計算がかなり複雑になってきますが、逆転条件を考える際に計算できるようになっておくと、より麻雀を楽しめるようになってきます。
まとめ
以上、麻雀における逆転条件についてまとめてきました。
まだ麻雀に慣れていない場合は、無理して全部覚えようとしなくても大丈夫です。
まずは「ざっくり版」だけでも頭の片隅に置いていただければと思います。
どのみち麻雀をやっていたら自然と計算できるようになってくるので、焦らずにいきましょう^^
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!