画像生成AIの登場は本当に画期的ですよね。絵心がなくて「自分でイラストを描くなんて・・・」と諦めていたタイプの人にとってはまさに心躍るようなツールです。
かくいう私もそのタイプの人間なのですが、そんな私でも写真を元に簡単にアニメ風ちびキャライラストを作成することができました!
今回の記事ではそのやり方をお伝えしていければと思っています。画像生成AIを活用できるようになると、Mリーグの推し活もより楽しいものになりそうです^^
1.アニメ風ちびキャライラストを作るための指示(プロンプト)作成
画像生成AIでイラストを作成するためには、プロンプトと言われる指示するための命令文が必要となります。
ただ、そのプロンプトもchatGPtなどの生成AIを使えば簡単に作成することができますので、まずはアニメ風ちびキャライラストを作るためのプロンプトをサクッと作っていきましょう。
ちなみにプロンプトを作成していくのに使用した元画像はこちらの写真。フリー素材サイト「PAKUTASO」で見つけました。
①chatGPtに画像を添付する
まずはchatGPtに元となる画像を添付してきます。パソコンでやる場合は使用する画像をchatGPTの画面に、マウスでドラッグ&ドロップすると添付された状態になります。
②アニメ風ちびキャライラストを作るためのプロンプトを作成する
画像の貼り付けができたら、プロンプトを作成するための指示をchatGPTに入力していきます。今回の指示内容は「この画像をもとにアニメ風ちびキャライラストを作るためのプロンプトを作成して!」という、とてもシンプルなものとしました。
実際に指示した内容は以下となります。
この画像に移っている女性のアニメ風ちびキャライラストを作成したいです。そのためのプロンプトを日本語で詳細に教えてください。
するとchatGPTは以下のようなプロンプトを生成してくれました。
柔らかい笑顔の若い女性キャラクターを、アニメ風のちびキャラとして描いてください。茶色のふんわりとした長い髪を持ち、横分けの前髪が特徴的です。キャラクターは、白いブラウスとベージュのカーディガンを着ています。背景は自然の風景をシンプルに表現し、木製の柵のそばに立っている設定にしてください。全体的に明るく可愛らしい雰囲気で、親しみやすさと柔らかさを感じさせるデザインに仕上げてください。
もちろん画像生成のためのプロンプトは自分で頭をひねって考えることもできますが、AIのことはAIに聞くのがやっぱり理にかなっていますよね。
ここで生成されたプロンプトをそのまま使ってイラストを生成してみてもいいですし、こだわりたい場合はこのプロンプトをベースに修正を加えてイラスト生成をしてみても面白いかなと思います。
③英語でのプロンプトも合わせて生成しておくと便利
chatGPTでイラスト生成をする場合は日本語のプロンプトで問題ないのですが、それ以外の日本語に対応していない画像生成AIを使用してイラストを作りたい場合は、英語のプロンプトが必要になります。
日本語対応していない画像生成AI用に英語でのプロンプトも作成しておくと便利です。以下のように「英語に翻訳してください。」と指示すれば即座に英語のプロンプトを作成してくれます。
Draw a chibi-style anime illustration of a cheerful young woman with long, soft brown hair and side-parted bangs. She is wearing a white blouse and a beige cardigan, standing near a wooden fence in a simple natural setting. The character has a bright smile showing her beautiful white teeth, with slightly squinted eyes to express a full, cheerful smile. The overall design should be colorful and charming, emphasizing a lighthearted and warm atmosphere.
2.各画像生成AIでアニメ風ちびキャライラストを作ってみる
プロンプトができたら、いよいよ実際に各画像生成AIを使ってアニメ風ちびキャライラストを作ってみましょう。
今回はchatGPt、AdobeFirefly、StableDiffusion、Flux.1でそれぞれ同じプロンプトを使用してイラストを生成してみました。
①chatGPT
まずはchatGPTで作成してみます。すると以下のようなアニメ風ちびキャライラストが生成されました。目がパッチリとしていて、いい感じのかわいいイラストになっていると思います^^
chatGPTでは無料アカウントでも1日3枚まで画像を生成できますので(※2024年11月現在)、無料で使いたい場合は毎日少しずつ作成していくのがおススメです。
②AdobeFirefly
続いて、AdobeFireflyの「テキストから画像生成」の機能を使ってアニメ風ちびキャライラストを作成してみます。
プロンプトを入力して生成ボタンをクリックすると、4枚のイラストが生成されました。
chatGPTとはまた違ったテイストのかわいいアニメ風ちびキャライラストになっていますね。光の加減がとても素敵だなと思いました^^
③StableDiffusion
続いてはStableDiffusion。こちらも同様に「テキストから画像」の機能を使ってアニメ風ちびキャライラストを作成してみます。
StableDiffusionでは日本語のプロンプトは使用できませんので、英語のプロンプトを入力して生成ボタンをクリックしていきます。
無料プランでは1度に生成できるイラストは2枚まで、1日の上限は10クレジットとなっているようですね。(※2024年11月現在)
生成されたイラストは以下のような感じでした。
④Flux.1
お次はFlux.1でアニメ風ちびキャライラストを生成してみます。こちらも日本語のプロンプトは使用できませんので、英語のプロンプトを入力してRUNボタンをクリックしていきます。
すると以下のイラストを生成してくれました。
Flux.1も無料プランでは10クレジットまでとなっているようです。(※2024年11月現在)
まとめ
最後に画像生成AIでアニメ風ちびキャライラストを生成する手順を簡単にまとめておきます。
①元となる画像からイラスト生成するためのプロンプト(命令文)を作成する。
②各画像生成AIで作成したプロンプトを入力してイラストを生成する。(※日本語非対応の場合は英語で)
今後も様々な画像生成AIが世に出てくると思います。色々と試してみて、自分好みのイラストを生成してくれるお気に入りを見つけていくのも楽しそうですよね。
最後までお読みいただきありがとうございました!